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温泉宿に滞在するボランティアに参加してきました



巡の環の阿部です。

4月24日に東京での「Japan Dialog x ミラツク」を終えた翌日から
宮城県亘理町にて弊社スタッフの松島がコーディネートするボランティアに
参加してきましたのでその様子をお伝えします。
写真等で長くなりますが、自分の見てきたものをしっかりと伝えたいと思いますので
最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

【温泉宿に滞在】
滞在する温泉宿は宮城県蔵王町の遠刈田温泉にある「ゆと森倶楽部」
ロビーで薪がパチパチいっている、とてもステキな空間です。
露天風呂もあり、こんな豪華な宿に雑魚寝とはいえ2000円で泊めてもらえるとは。。
ボランティア作業、がんばろう!と思いました。

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【ボランティア活動開始】
朝7時に宿を出発し、亘理町災害ボランティアセンターに向かいます。
同じ宿に滞在する仲間に案内してもらい、ボランティア登録し、その場でボランティア保険も登録しました。
(本当は、自宅近くの社協でボランティア保険登録していく方がいいそうです。)
長靴、鉄板の中敷き、軍手、マスク、ゴーグルなども貸出しています。
これが亘理町災害ボランティアセンターの入り口。

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中に入るといろいろな情報が掲載されています。

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ボランティア作業案件ごとにチームで集まり、リーダーの指示のもと行動を開始します。
(案件は写真に撮り損ねました。朝から貼り出されるそうです)
僕はある被災したお宅の瓦礫拾いや清掃活動に参加することになりました。
移動中、リーダーが亘理町の被災状況を説明してくれましたが、その風景に圧倒されていました。

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担当するお宅の、畑のゴミ拾い、家具の清掃、床下のヘドロ掻きが主な作業でした。
僕ははじめは畑のゴミ拾いをして、お昼前からヘドロ掻きを担当しました。

これが畑の様子。

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途方もないゴミの量です。

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ゴミを集め、ネコ車(一輪車)で運んでいきます。

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いろいろなものが出てきます。これは赤ちゃんのエコーの写真。

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載っていた日付からするとちょうど今くらいに生まれてくる赤ちゃん。
作業しながらいろいろな想いが頭を巡ります。

お昼休み以外に午前午後1回ずつ休憩時間があります。
被災されたお宅のおばちゃんたちがコーヒーやリンゴ、
お昼にはお味噌汁も用意してくれました。
本当にありがとうございました。

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休憩時間にはボランティア参加者の方たちとも話をしました。
世界一周旅行から帰国してそのままボランティアにきた方、
地元宮城の方で仕事がまだ始まらないためボランティアに来ている方、
海外で仕事をしているが、祖国の危機に飛んで戻ってきた方、
みなさん熱い思いをもちながら黙々と作業していきます。

そして午後からは本格的にヘドロ掻きに励みました。
床下から掻きだす穴がないため、ヘドロ掻き用の穴をあけます。

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ヘドロ発生してから1ヶ月半。かなり臭います。

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途中からはアウトドア用のヘッドランプを用意して床下をホフク前進しながら
ヘドロ掻きをしました。ヘドロは下水などとの混入もあり感染症の恐れもあるため、
なかなか勇気のいる作業でしたが滞在日数の少ない自分ができる最大限を
尽くしたいと思うと勝手に身体が動いてしまいました。

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午後4時で作業終了です。
この1軒の家の修復作業に、14名で4日かけましたが、まだ作業は終わりません。
想像のつかない作業量に途方もなくなりそうですが、みなさん地道に愚直にがんばっていらっしゃります。
海士に戻ってからも、応援の気持ちを送り続けたいと思います。

【改善提案】
ボランティア作業は会社の業務ではないので、チームのマネジメントが難しい。
主体性を大切に押しつけになってもいけない一方、作業の効率性を上げたいという思いもある。
という前提のもと、休憩時間に数人で話をして改善提案をしました。

①まずはリーダーに指示された仕事内容を各自好きなようにやってみる
②はじめの休憩時間で、自分なりの作業をやってみた感想を共有する
③いいところは取り上げてみんなの作業に導入する
④昼休み等、さらに感想を共有しながら作業を進めていく

やはりカイゼン活動が大切ですね。

【感想】
・県外からのボランティア受け入れを拒否しだしているところも多くあるが、
 実際はまだまだ途方もない作業量が残っている
・床下のヘドロ掻きは非常にリスクの高い作業
 なにか根本的な改善策がみつからないと、
 作業自体も終わらないし、感染症患者が増えるのでは
 バキュームポンプで吸い上げることができればいいのだが可能なのか
・思ったより皆さんお元気
 もちろん大変な状況ではあるけれども、
 励ましあいながら、たまには笑いあいながら、がんばって復興に向かっている
・放射能を気にしている状況ではない
 見えない放射能を気にして作業を遅らせることはできないという感覚だった
 過剰に気にすること自体が、現地に住んでいらっしゃる方への風評被害のもとだと思った
 本当に健康に害を及ぼすのか、しっかりとした理解が必要



2011年4月29日 23:16