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11/12~14 サステナビリティ日本フォーラム様エコツアーin海士


こんにちは。萩原です。
先月の11月12日から14日に「サステナビリティ日本フォーラムのエコツアー」が海士で行われました。
このエコツアーは「海士で日本や世界が持続可能な未来に向かうヒントを得る」という目的で行われました。

来られたのは、サステナビリティ日本フォーラムの事務局や会員の方々です。
みなさん顔見知りの方がほとんどで、最初の自己紹介の場面から終始和やかな雰囲気でした。

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(自己紹介の場面、簡単に所属と今回のツアーに期待していることを話してもらいました)

1日目スケジュール
●オリエンテーション
●町内観光
●海士の取り組み説明
●山内町長を訪ねる
●夕食交流会

町内観光では、現在世界シオパークの加盟に向けて活動している隠岐ジオパーク事務局の
野辺さんに、地球が誕生してからの地質の変化や地域の歴史、文化などの話を聞きながら廻りました。

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(金光寺)さまざまな民話となっているお寺です。


明屋海岸も廻りました。
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赤い土や絶壁などおもしろい地形の成り立ちなどを伺いました。

その後開発センターに戻り、役場の課長さんから
海士の取り組みについて話を伺いました。
バブル期~平成の大合併の嵐期~自立の道
当時の時代背景と課長の想い、住民の方の声などを聞いて
身近に感じることができました。

その後は山内町長を訪ねて、自然エネルギーの話や
海士が持続可能な社会のモデルとしてどの位置にいるのかを
参加者の方と一緒にお話しました。

夜は夕食を食べながら交流し、二次会、三次会と歌って、飲んで、笑って
よそ者、若者関係なく、とても楽しい時間を過ごしました。

*****
2日目スケジュール
●宇受賀地区でしめ縄づくり
●明屋海岸でランチ
●社会福祉協議会の片桐さんとお話
●御歳100歳になられる波多さんとお話
●島民の方を交えたお話会
●夕食交流会

この日は午前中から地域の方に教わりながらしめ縄をつくりました。

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初めての経験で、参加者の方々は縄をなうのがとても難しく、
しめ縄をつくるのに、ひたすら「縄ない」の練習をしました。
ちょっとずつうまくなって、最後には自分でつくったしめ縄が出来上がりました。

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じゃじゃ~~~ん これは三つ網バージョンです。

地域によっていろんな形のしめ縄があることを知りました。
私もつくったやつをお家に飾ります。

天気が良かったので、明屋海岸でランチをしました。
海士産のものがふんだんに使われているお弁当をいただいて
少しのんびりとリラックスをして、参加者は思い思いの時間を過ごしました。

午後からは2つのグループに分かれて、
社会福祉協議会の片桐さんと御歳100歳になられる波多さんにお話を伺いに行きました。

波多さんはとても100歳とは思えない軽やかな足取りと頭の回転の速さで
ハキハキとお話をしてくれました。
いつも目が輝いて、元気いっぱいの波多さん。
これからもどうぞお元気でいてください。

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(波多 壮一さん)

2つのグループが開発センターに戻ってきてから、
島内のさまざまな分野で活動されている方とお話会をひらきました。

大きなテーマは「海士町が持続可能になるためには」です。
堅いテーマですが、町内の方と参加者の方で、本当にさっくばらんに
お話しをさせていただきました。

「海士で感じる幸せ」というお題でグループに分かれて
お互いどんなことを感じているか出し合いました。
「創意工夫ができること」ー自然に近いからこそ、自然をつかってなんでも遊び方、暮らし方を工夫できる楽しさ。
「人と人のつながり、人と自然のつながりがある暮らし」ーつながりを大切に暮らしていることはとても幸せ。
海士で感じる幸せをよそからきた参加者の方が語っているのも興味深かったです。

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次にフィッシュボールというやり方で「幸せな未来をつくるために今から進めたいこと」というテーマで
話をしていきました。

最後には「2030年海士物語」をつくりました。
これは色んな分野「教育」「エネルギー」「食」「インフラ」「住まい方」など細かい分野ごとに
理想的な社会の具体的なイメージを出して、そこで大切とされる価値観を出していきました。
時間が短くてしっかりとイメージを描くことは出来なかったのですが、
島内の方も参加者も一緒になって考えるきっかけとなり、とても良い時間でした。

この日も夕食交流会では、大いに盛り上がって夜は更けていきました。

*****

3日目スケジュール
●定置網漁船で体験漁
●魚捌き、簡単料理タイム
●元漁労長の田仲さんにお話を伺う
●さざえカレーランチ
●全体の振り返り
●フェリーで帰港

この日は朝4:50に菱浦の旅館を出発して、崎の漁港に向かいました。

朝早く、真っ暗な海にでていく漁船はとても静かで、不思議な世界でした。

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真剣に作業を見つめています。
船員が協力して大きな網をたぐり寄せて、魚を一箇所に集めていきます。

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最後は向こう側でまっている船と合流して、魚を囲み
網からすくって、魚を船に引き揚げていきます。

この日はサメがかかっていて、魚が食べられてしまったため、量が少ないとのことでした。
自然界だからなにが起きるかわからない。
そんな日もあるんだなぁと感じました。

菱浦に戻って阿部さんの家で新鮮な魚を捌いて、刺身を食べました。
このちょっとした時間で、スタッフと参加者の距離が縮まりました。

元漁労長の話では、「仕事をする上で大切なこと」や「好きなことを仕事にするということ」
「責任感」など田仲さんが長年海を相手に仕事をし、責任者として実践し続けてきたことを
お話いただきました。

最後の振り返りのお話では、感想と海士で感じた可能性についてみんなで話をしました。
・海士には氏神様文化がまだ残っている。それは人の精神的な健康を保つ意味でもとても大切なこと。
・持続可能な取り組みに対するリアリティが感じれた。社会面は進んでいるが、自然環境の保全などはもう少し。
・とても参考になった。都会に帰って、どうやって人の価値観、社会の価値観を変えていくかをやっていきたい。

2泊3日の中で参加者が感じたことは様々で、私たちにとってもとても学びと気づきの多いツアーになりました。
こうして、参加者の方とつながれたこと。出会いに心から感謝したいです。












2011年12月 9日 14:38