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新年度になり、新しい体制でスタートです。


おはようございます、阿部です。

いよいよ新年度がスタートしましたね。
巡の環を卒業してそれぞれの道へ巣立っていった3名(高野・叶・松島)を見送り、
スタッフが4名(阿部・信岡・川島・萩原)の新体制になりました。
盛大な見送りをしてくださった皆様、どうもありがとうございました。

今朝も、よく来てくれる漁師のおじいちゃんが事務所に
びに来てくれて、いろいろな昔の話を聞かせてもらいました。
海の話、祭りや神楽の話、胴打ちの名人の話。
自分たちの住んでいる土地の歴史を知ることは、
なんだかとても楽しいし、大切なことだなぁ、
と改めて思う海士5年目です。

下の写真は、昨年11月に上智大学の授業で、
海士町崎地区の方々に話を伺っていたときのものです。
この時の様子はこちら
IMG_0354.JPG


最近読んだ、内山節さんの「里という思想」という本にも
歴史について書かれていてすごく勉強になりました。
僕の記憶によると、たしかこんなことが書かれていました。

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私たちは正しい事実は1つであるという思想に基づき、
より正しいと思われる過去を調べ、それらを蓄積して
歴史と呼び、学んできた。

では、はたして歴史とは1つだけなのだろうか。

たとえば、おじいちゃんやおばあちゃんから聞く昔話。
実際にあったかどうかは分からないけれども、
その物語がおじいちゃんやおばあちゃんの意識の中では
ちゃんと存在していたことは事実。
その物語を事実と違ったからといって否定していいのだろうか。

山でキツネにだまされたという話も
今では昔話を語り継ぐだけになっているが
戦後すぐのころまでは、つい昨日あった話のように
自ら語る人がたくさんいたようだ。

この頃までは、キツネは同じ地域に住む「隣人」として
親しみを持って語られていたのに、今では動物園にいる
人間とは違う種としての「動物」になってしまった。

事実と違うかもしれない物語に潜んでいる
先人たちからのメッセージは何なのか。

私たちは近代化の発展の中に
なにか大切なものを置き忘れてしまってはいないか。

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海士に住んでいると、歴史について話を聞く機会がたくさんあります。
この話をどう受け取るかで、未来にどう活かしていくのかが変わります。
んー、奥が深い。


話はかわりますが、下の写真は
今週末に行われる町内綱引き大会の数年前のものです。
IMG_1134.JPG

各地区対抗で、綱引きだけで1日中町内が盛り上がり、
夜は祝勝会か反省会と称して、大いに酒盛りです。
そのおいしいお酒を飲むために、毎晩練習があります。

こんな元気な海士で私たち巡の環は
人の歴史の重みを学び、
「なにを後世に残していくのか」
を考えながら、丁寧な暮らしを楽しみ、
様々な活動を展開していきます。

今年度もどうぞよろしくお願いします!

2012年4月 2日 10:11