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【インターン通信 vol.2】


 

【こども議会】    インターン生:青柳和也

 

 

 海士町でのインターン期間2ヶ月のうち、半分の1ヶ月が過ぎようとしています。地域の実践者たちの「しごと」を目の当たりにし、毎日「生きる教科書」で勉強をさせていただいている日々です。

 

 さて前文にありますとおり、昨日は海士町にある2つの小学校6年生児童たち24名による「こども議会」という行事が厳かにとり行われました。卒業を間近に控えた児童たちは、小学校教育の集大成として、また地域の一員として、町政に対する政策提言を町長はじめ教育委員長、役場各課長に向けて行い、町議員・地域住民は傍聴人として児童の発言を見守ります。議長も児童が務めるなど、雰囲気は町議会そのものです。

 

 海士町が『平成の大合併』の最中、単独制のまちとして歩むことを決めた時分から開始し、今年で第9回を数えるそうです。これまでに実際に町の施策として「図書館開設」や「ふるさと検定」などが採りいれられており、行政・地域住民の期待も大きいものとなっています。

 

 テーマは「観光」「産業」「医療」「環境」「防災」「生活」「教育」の7分野に分けられ、ひとりひとりがテーマを設定します。例えば、「観光客を増やすために、海士町だけのパンフレットをつくろう」「高齢者に優しい診療所のシステムをつくろう」「海士町の空き家をシェアスペースに変えよう」など多彩でした。

 

 テーマ設定後は、周辺住民等へのヒアリングやアンケート調査によって現状を把握し、課題に対する対策方法を発案します。それを島前高校の先輩たちから意見をもらうなどして推敲を重ね、当日議員として壇上で発言します。その意見を町政はしっかりと受け止め、町長が実効性の見地などから至極丁寧な回答をされ、次回町議会での検討する場合もあります。

 

 50名を超える傍聴人が見守るなか、発言する児童たちの緊張がこちらまで伝わってきて、私まで手に汗握りました。地域の愛情なくして、このようなすばらしい企画が実行されることはないでしょう。決して、机のうえだけでは分からない「学び」があったはずです。地域の方々の支えによって最高の「教科書」で勉強できた児童たちは、これからも地域の一員として、大きく羽ばたいてほしいです。


2013年2月27日 18:44