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巡の環インターンを通じて感じた事


こんにちは!
巡の環で1ヶ月間、インターンをさせていただいた
上智大学総合グローバル学部2年の
蓮見千明です。

1ヶ月間、巡の環でインターンをさせていただいた中で

自分が感じたことを綴っていきたいと思います。

まず、インターン中は

・掲載誌pdfファイル保存作業
・書籍整理
・祭りのお手伝い
・えいそづくり
・大学研修にスタッフとしての参加
・視察同席

等々を主に仕事としていただきました。

どの作業も単なる作業でなく、意味のあるもので

その都度気づきを得ることができました。

そのすべてを共有しようとすると長くなりすぎてしまうので

自分がここで特にみなさんに

シェアさせていただきたいと思うことを書いていきます!

まず、祭のお手伝いです。

私のインターン期間(8/9-9/10)は、ありがたいことに

海士町のイベントが盛りだくさんでした!特に祭り!

盆踊り祭りでカキ氷の屋台をお手伝いしたり
海士町最大のお祭りであるキンニャモニャ祭りの片付けを

お手伝いさせていただきました。

そこで感じたのは、海士町の人々の距離の近さ。

島だから、屋台も全て自分たちで運営していて、来る人来る人みんな知り合いで

お客さんと屋台の関係という感じが全然しませんでした(笑)

だからたくさん売って、たくさん儲けようというよりは

みんなで、お祭りを楽しむ場を作るために、屋台が存在している

という感じでした。確かにお金のやり取りはありますが、そこにはむしろ

人々のこころのやりとりがあるんです。
 

海士町の祭りという行事が、単なる経済を回すための行事ではなく

人との繋がりやコミュニケーションを生む場でありながら
同時に、海士町固有の文化を存続させていくための大切な行事であるんだ

ということを感じた体験でした。

お祭り後に、一緒にお手伝いをさせていただだいた地域のみなさんの

直会"なおらい"(一般にいう打ち上げ)に参加させていただいて

お祭りの動員数や売り上げが昨年よりも何倍も上がったという報告

みなさんと声をあげて一緒に喜べたときは、

おこがましくも自分も海士町の人間の一人として、

一緒に喜ばせてもらえたような気がして嬉しかったのを覚えています。


そこで仲良くしていただいた方々とは、お祭り後も町内で声をかけていただいたり

何かと気をかけてもらい、本当にありがたかったです。

次にえいそづくりです。

えいそってなんだ!?
とお思いの方のためにここでえいその簡単な説明を。

えいそとは、刈った稲を縛るための、藁でできた縄のことをいいます。

これを作るのがなかなか難しい。作り方を覚えてしまえばこっちのものなんですが

私は不器用だからか、他のインターン仲間の半分くらいの量しか

同じ期間で作ることができませんでした(泣)

でも、この単純作業に見えるえいそづくりをしながら

私と同時期のインターン生で、一緒にえいそづくりをしていたよっしーと私の間に

ふと疑問が浮かびました。

普通のビニールの紐をえいその代わりに使えばいいところを

なぜわざわざ藁なんぞ使って、時間をかけてまでえいそを作るのか?

その利点がすぐ思いつかなかったので、巡の環の社員の方に質問したところ

「伝統を守るためなんじゃないかな。
今は米作りも機械化されているところが多いけど、

昔ながらに、使えるものを使って、有効活用するとか、

手作業に込められる人のこころとか、

そういうことを巡の環は大切にしたいからだよ。」

というような返事が返ってきました。一字一句は覚えていませんが

こんな感じの内容だったと思います。

はっとさせられました。
自分は、人のこころのやりとりと繋がりのために、

生活上の機能的な便利さを捨てるほど、普段の生活の中で

持続可能性を追求できているだろうか、と。

自分の中で、効率至上主義とか経済至上主義に対して

疑問を感じていたにもかかわらず、現状を変えるために

なにかしらの行動を、自ら起こしていただろうかと

自問をしたとき、答えはNoでした。


巡の環は、とてもいいことをいっている。
でもいいことを言っているだけではなくて
自分たちがそのいいことを実現するために

自ら筆頭になってアクションを起こしている。

それに対し、自分は現状で何もできていない。

まずは自分から変わらなければ、自分から行動を起こさなければ

何かを変えていくことはできない、と思いました。

じゃあ何を始めたのか、って?

私は、自給自足な生活にしたくて

海士町から帰ってきてすぐ野菜栽培を始めました。まずベビーリーフからです。


そんなちっぽけなことかーい!
と思われるかもしれません。

でも、ちょっとでもいいんです。
最初から大きなことをしようとしなくていい。焦らなくていい。

自分が感じたものに素直にしたがって、
自分のこころの声に耳を傾けてみる。

そして、とにかくなにか実行に移してみる。

こんな人生論みたいなものを教えてくれたのも

巡の環のみなさんや、海士町のみなさんでした。

ここにいる人はみんな、自分の生きたい人生の生きかたを知っていて

そりゃ、みながみなそうではないかもしれませんが

明らかにそういう人が海士町に集まっている。


本当に不思議な島だと思います。

だからこそこうやって、多様な人が海士町の魅力に惹かれてやってきて

虜になって、何度も訪れたり、移住したりしちゃうんだろうな。

そんなことを実感した1ヶ月でした。

まだまだ書きたいことがたくさんありますが

長くなってしかたがないのでここら辺で終わりにしようと思います

巡の環での活動を通して、海士町という場所で、色んなものさしで

世界を観ることを教えてもらえる機会をいただきました。

巡の環でのインターンが、今の私にとってこれほどに有意義なものになったのは

海士町に滞在する間、お世話になった巡の環のみなさんを始め

様々な形で関わりを持つことができた海士町の皆様のおかげです。

本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 


2016年9月21日 14:16