こんにちは、巡の環さんでインターンとしてお世話になっている本田です!
広島からバスとフェリーに乗り片道8時間、辿り着いた海士町は緑と稲の黄金色がとってもきれいな場所です!
海士町の料理名人みっちゃんのご飯も、ハンバーグが名物のかめ乃も、民宿兼食事処のなかむらも、海士町はどこもどこもご飯がおいしい!
そんなご飯のおいしさの秘密を知るべく(?)、9月13日・14日の2日間で巡の環の田んぼツアーに参加させていただきました。
田んぼツアーの内容も紹介しつつ、参加する中で感じたことをみなさんにお伝えできたらいいなぁと思います。
今回収穫するのは、巡の環webデパートで販売されている『ひとつむぎ米』。海士のお米が食べたいと注文していただいた方に届くお米。
初日は11人、2日目は30人が朝8時30分に田んぼへ集合。おいしいお米が穫れるといいな。皆の掛け声にも力が入ります。
田んぼの四隅を手分けして鎌で刈り、巡の環スタッフ兼田んぼ隊長の川嶋さんがバインダーでどんどん刈って行きます。
ウィーーーーン。
刈った稲はそのまましばらく乾燥させ、運ぶときのために重さを減らします。
いい具合になったところで、皆で力を合わせて運び、“えいそ”で束ねていきます。
お手伝いの11人は海士町の役場や教育委員会、稲刈りを聞きつけて「ほいだら私も行くだわい」と駆けつけてきてくれた人たち。
手の空いた人が、人手の必要な他の田んぼに手伝いへ行く素敵な習慣です。
田舎だから当たり前でなく、人として真似したい海士の人たちの気持ちだなあとしみじみ。
“えいそ”とは稲を束ねるためのひもであり、藁でつくってあります。
このえいそももちろん手作りで、“えいそ隊”と“束ね隊”に分かれ作業をどんどん進めて参ります。
お昼は巡の環スタッフ・ハイジさん作のウインナーや卵焼き、お漬物。そして同じくスタッフ兼田んぼ副隊長の角さんと私、本田が作ったおむすびを皆で食べてエネルギーチャージです。
田んぼの側で皆で食べるご飯はおいしい。
力もつけたところで作業再開。
午後は日差しが強いので、効率的にやっていかなければなりません。
ここからが本番、“ハデ”作りです。
“ハデ”とは稲を乾燥させるための土台。
今の時代、刈り取りから乾燥、束ねるところまで一つの機械で終えることも可能ですが
この“ハデ”で乾燥させたお米は味がぜーーーーんぜん違うんです。
そのおいしさを実現するためには、まずはハデの支えとなる重たい木を運んでいきます。
大黒柱となるのは太くてずっしりした木。
男性陣は一人でたくましく、女性人は二人で一本を運び
裸になった田んぼの地面に大きな穴を開け、その木をさした後は地面が支えてくれます。
稲を置けるように、竹を木に対して横に並べていき、重なる部分を頑丈に縄で縛るのですが、
稲をしっかり支えてくれるようにするためにも、この作業がとっても責任重大です。
目標は脱穀までの稲を乾燥させることなのですが
そのための作業は重労働。
若い世代はやり方も分からず、その重労働に足は重くなっていきますが
長年海士に住み、お米のこともハデも熟知した師匠達(農業歴数十年)は手元が早い早い。
簡単に結んでいるように見えるのに、縄だってしっかり縛られています。
島前高校のひとつなぎ部の皆や、巡の環プロジェクトの五感塾の方々も皆自己紹介をしながら作業を進めていきます。
参加する皆、目的は違います。
島前高校の皆と話すと、ひとつなぎ部や、島前高校の島留学のことについて本当に楽しそうに話してくれ
こんな風に生徒が楽しそうに話す島前高校は、すごく素敵な学校なんだと思いました。
プリクラもカラオケもない島ですが、島前高校の子どもたちはすごく楽しそうな顔をしていました。
彼女たちはきっと、空いた時間はつぶすのではなく、海士や島前高校がもっと面白くなるようにいろんなことを考えているのだと思います。
五感塾の方々は、今回お話する機会はあまりなかったものの
海士町と巡の環が人を引き付ける理由は何なのか、ツアー中考えさせられました。
そんな中無事に完成したハデ。
じゃーーーーーん。
このハデに皆で束ねた稲をどんどんさし、すべてにさし終えた風景は圧巻でした!
今回の田んぼツアーでは、自分のいる環境を目一杯楽しんでいる高校生から元気をもらい、農業の師匠たち、海士町役場のみなさんからは、たくさんの温かい気持ちをもらいました。
私だったら、広島での生活の中で、稲刈りやハデ作りのように、終わった後はへとへとになってしまうような大変な作業を
「ええだわい」
の一言で手伝えるかなあ・・・なんて反省。
稲刈りの作業中でも、会社の連絡を取ったり、食事や飲み物の手配、ハデ作りの工程のメモ(のちにテキストとなる)を忙しくする巡の環スタッフさん達を見て
海士町をよくするために、いろんな人が関わって、本当に巡ってるんだなあと思いました。
皆で穫ったおいしいお米が、たくさんの人に届きますように。
初夏に田植えをして、秋に刈り取りをした私たちのハデ干し米。
それが先日脱穀を終えてついに新米として食べられるようになりました!
私(スタッフ・角)は今年入社ですべて初めての経験、感動もひとしおです♪
脱穀作業は思っていたよりハード。
お米を稲から取り外されるとき、モクモクと塵が飛び交ってました。
はじめスタッフだけでやっていたときはなかなか進まなかったのですが
プロ(お世話になっている農家さん)が来て下さってからのスピード。はやすぎるぅぅぅ!!!
脱穀、精米を終えたお米。
田んぼツアーに参加してくださった方に明日お送りします♪
この田んぼをさせていただいてる地区で先日収穫祭が行われまして、
そこで新米のハデ干し米を試食いただきましたー。
好評につき、3升炊いたのですが売り切れ!!!
嬉しくて、今から来年のコメ作りにむけて情報収集に励んでおります♪
こちらのハデ干し米は「ひとつむぎ米」として販売もしています。
http://www.ama-webdepart.com/fs/amadep/kome/gd100
巡インターン生 佐藤
稲作が盛んな宇受賀地区に、巡の環の田んぼがあります。
そこで9月14~16日までの3日間、田んぼツアーが開催されました。
AMAカフェに参加してくださった社会人の方、過去に何度も参加されている常連の方、大学生の方と
様々な立場の参加者の皆さんと稲刈りをし、ハデを組み、稲穂を干し、ゴハンを共にさせていただきました。
気まぐれな島の天気はよくあたる農家さんの読みも裏切り、
ハデを組み立てた2日目はザーザー降りの雨。
地元の師匠の仕事を見よう見まねで真似してみるものの、
稲わらを束ねる手つき、ロープの扱いひとつとってもスピードも出来もぜんぜんちがう!
バインダー(稲を刈る手押しの機会)に挑戦していた男子学生の方も扱いに四苦八苦。
ポーカーフェイスでさくさく働く師匠は何馬力なんだ、、、と皆で感嘆。笑
さてさて、全身どろまみれのへとへとになりながら立てた
ハデの出来はと申しますと、、、、、
たおれました。
(自分も倒れるかとおもいました。)
元気を振りしぼり無事な稲を救出し一時休戦。
ホテルに戻ると、倒れたハデを見かけた宇受賀の方々が心配して
即座に「倒れとるぞ!!」という連絡が。
師匠をしてくれた方々も、普段のお勤めの外に近所の農作業の手伝いをしたり、
休みの日には1日草刈りをしていたり、大変多忙なのです。
そしてこうして巡のために一緒に作業をしてくれます。
ハデが倒れても、
「いい経験だわい」
がはは、と笑ってまた一緒に組みなおしてくれる。
かなわんなーーーー。
都会の仕事では、(まだ働いたことがないのでアルバイトレベルの想像ですが)
自分の仕事の成果がどこにどんな影響を与えているのかがわかりにくい気がします
だから、しごとのいろいろなパーツを組み合わせて考えたり、
全体に責任をもつという感覚がつきにくい。
わたしはインターンに入った直後、田んぼツアーの3週間前くらいからずっと
「えいそ」をつくっておりました。
「えいそ」とは、ハデ干しするときに稲を束ねるもので、
去年の稲わらを結んでつくります。
小学4年生くらいの子がちょうど両腕をまわした程度に稲の束をまとめてしばります。
これが結構重い。
(えいそとインターン生加藤)
この束を一つずつハデ木にかけていくのですが、
3メートルくらいのハデの上にのって、稲束を引き上げていく作業はめちゃくちゃしんどい。
(私はむりなのでせっせと下で稲を運んでいました)
ここでえいそがゆるかったり、ダメえいそが混ざっていると、
皆が汗を流し、へとへとになりながら運んだ稲束の結びが
「ブチッッッッ。」
、、、、、、、、。
たかが数本の稲わら。されど重要な稲わら。
あなどるなかれです、「えいそ」
えいそをせっせかせっせかつくって、
数を達成することはその場では効率が良いように見えるけれど、
作る意味は数をこなすことではなく、
きちんと縛って、その先に乾燥があって、精米されるところまできっちり行われる事だよな、
と当たり前の事ながら反省。
仕事の全体像をしらなければ、本当に必要なものは
作れないということらしいです。
(今自分がしていることが、どういうことなのか考えながら動いてみよう。)
とてもいろいろ感じた中のそのいち。終了
今日は田んぼツアー三日目。そろそろ疲れも出てきたところです。自分はなぜか5時半に起きて、参加者の方が寝ている中ごそごそと動き回っていました。
7時半から皆で但馬屋で朝食。但馬屋は料理をいろいろ手作りされているらしく、朝から自家製納豆などをいただきました。但馬屋と聞くと、なまこのイメージしかなかったので、民宿に加え、いろいろされているんだなぁと思いました。女将さんがとても元気のいい人で、こっちも朝から元気になりました。
朝食の後は、1時間程度で町内めぐり。明屋海岸→いわがき養殖所→天川の水→隠岐神社 の順番で行きました。それぞれの場所をしっかり見る時間がなかったのが残念でしたが、基本的なスポットは訪れる事が出来たと思います。
↑それにしても、岩ガキがこうしてなっているとは、興味深い。。。ここからサイズ分けされるそうです。イカが干してあるのも見られたのは、ラッキーでした。くるくる回っています。
町内巡りを早足で終えたあと、うづかの公民館に戻って、巡りの環のプレゼンを。実は、巡りの環がどういう会社か説明していなかったので、会社の指針、取り組み、現状などについて阿部さんがしました。少しでも興味を持っていただいて、今回の田んぼツアーの振り返りにもつなげていただけたら幸いだと思います。
プレゼンの後は、2人ひと組みになってのワークショップ。自分がインターン初日の振り返りワークショップのときと同じ質問です。(インターン一日目参照)
なかなか話が深まって、15分という短い時間ですが、有意義な時間を過ごせました。
自分は、こういった田んぼツアーや、海士町に学ぶということを、どうやって普段あまりそういったことに関心のない人々に広めていくかということについて話していました。(途中でワークショップの質問から逸れていってました)
その後は全体振り返りで、一人一人今回のツアーを振り返っていただきました。途中で、昼食として味蔵のお弁当を皆で食べながら、振り返りを続けました。
ご飯のあとは最後のお楽しみタイムということで、船チーム、キンセンチーム、ドライブチームと分かれて行動しました。自分はドライブチームに入り、金光寺→木路ヶ崎海岸の灯台という感じでドライブしました。外は半端なく暑かったですが、いい写真が取れました♪
↑AMAP!
3日間は本当にあっという間でした。こうして、キンセンで出発を待っているのが信じられないくらいです。皆さんは明日から、それぞれの日常に戻っていくのかぁと、少し寂しい感じがしましたが、この3日間、海士町で過ごしたことが参加者一人一人にとって意味のあるものになったことを願います。自分は海士町の人間ではないですが、なぜか「参加者の方が、また海士町に帰ってきてくれたらいいな~」と思ったりしてしまっていました。(私はその頃、海士町にいないと思うんですけどね。。。><)
最後に、全員で記念撮影↓
田んぼツアーに参加された皆様、サンライズうづかの方々、このツアーでお世話になった方々、本当にありがとうございました。
また9月の田んぼツアーもよろしくお願いします!(^-^)
平
さて、今日は田んぼツアー2日目です。
朝7時半にみんなで朝ごはん。野菜の差し入れもあって、健康的でおいしい朝ごはんになりました。今日はいよいよ田んぼの草抜きに行くので、皆の体調と天気が気になるところです。
ラッキーな事に、今日は天気が曇りがちで、そこまで暑くなかったので、最高の田んぼ作業日和になりました。サンライズうづかの農家の方たちと、男性陣は草刈り機に挑戦。草が恐ろしいほど簡単に切れていきます。。。
女性陣は、鉈を持って草を刈ってました。皆さん泥だらけになりながら、一生懸命草を刈っていらっしゃったので、田んぼがみるみる綺麗になっていきました。(*^_^*)
作業のあとには、きゅうりとこじょうゆみそで一服。
田んぼ作業のあとには、サンライズうづかのハウス見学に行きました。そこで農家の大変さ、挑戦していることなどを聞いて、実際にハウスの中へ。新鮮なトマトがとてもおいしかったです。
こんなに美味しいのに、新鮮なものを新鮮なまま、島外に届けるのはなかなか難しくて、消費しきれないそうです。すごくもったいないな~って感じがします。
ハウス見学の後は、公民館へ戻って、農家の方達と自由に懇談会。それぞれ普段はなかなか聞くことができない質問をしたりして、有意義な時間を過ごしました。
途中でもう2人の参加者の方も合流して、亀乃のお弁当でお昼ご飯。
次はいよいよお楽しみタイムということで、うづかの海へ海水浴。
参加者の方の動きがとても良くなっていて、皆バンバン潜っていました。(自分も潜れるようになりました!(^-^)
泳いだ後はひまわりにいって、帰って来た人からバーベキューの用意。今回のバーベキューはサンライズうづかの方と一緒に、豪華な海鮮バーベキュー!
アワビが踊っていました。
団欒で食べる食材はどれも美味しく、お箸が止まらずにずっと食べていました。(^_^;)
夜は但馬屋に泊まりました。12時か1時くらいまで参加者の方と飲んだりして、歓談していました。とても賑やかで、楽しい時間をすごせました。(*^_^*)
明日はいよいよ最終日。無事故で頑張りたいと思います。
平
本日は7月27日(金)、ついに、田んぼツアー当日!!
今日から3日間、島外の参加者とサンライズうづかの農家の方々が一緒に田んぼ作業をしていきます。
7月のテーマは草抜きと海遊びです!
どんな3日間になるのか、とてもわくわくしています。
今回の参加者は6人で(2人は明日から合流)で、リピーターの方もいらっしゃるようです。(o^―^o)
ということで、早速4人の参加者を迎えにいって、味蔵で昼食。食事の際は、まだ緊張がほぐれていない感があったので、今日の海遊びと夜に期待。
昼食の後は、開発センターにて教育委員会の方からの「海士町の取り組みについて」のプレゼンを受けました。参加者の方々も、真剣に聞いている様子。
その後は、レインボービーチに直行!ダイバーの方からシュノーケルの使い方の講習をうけて、いざ海へ!初心者の方もいましたが、みなそれぞれで潜りに挑戦してみたりしていて、シュノーケルを使いこなしていました!
自分も潜ろうとしたのですが、なぜか回転するという自体に陥っていました。
明日にはちゃんと潜れるようになりたい!(泣
レインボービーチのあと、マリンポートホテルの温泉にはいって、今日から始まったキンニャモニャセンターでのビアガーデンへ。屋台などがそろっていて、地元の夏祭りを思い出させる光景でした。焼きそば、さざえごはん、その他もろもろのアイデア商品が売り出されていました。
サンライズうづかの農家の方も合流して、皆で乾杯 (o’ω’)o□☆□o(‘ω’o)
楽しいひと時になりました。
ビアガーデンの後は、公民館で2次会。すごく盛り上がりましたが、やはり初日で疲れているのか、11時には解散になりました。
明日はいよいよ田んぼ作業。天気が暑くなりすぎないか心配ですが、とても楽しみです。(@^▽^@)
平
こんにちは。萩原です。
昨日田植えをしました。
今年は生産者がどのように作業して、お米がつくられるのかを
自分たちで体験して売りたいという気持ちから米づくりに挑戦します。
天気は良好。
絶好の田植え日和です。
田植え機を地元の方にお借りしてスタート。
普段なにげなく通っている景色ですが、中に入っていざ作業しようと思うと広く感じました。
お世話になっている生産者の方に使い方を教わって、いざっ!
なかなか機械を扱うのが難しいようで。
まっすぐにいかない。
う~ん。曲がっています。
初心者なのでご愛嬌です。
このあと順調に進めていき、まっすぐになってきて慣れたところで
なんと機械が故障。
トラクターでひっぱりあげてもらいました。
なかなかはじめからそう上手くはいかないものですね。
機械でできない、隅のほうは手植えを丁寧にしていきました。
小さめの機械をお借りして、手植えとでなんとか一日で終了しました。
これから毎日水の管理をして大切に育てていきます。
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海士WebデパートへGO
今回お世話になった生産者はサンライズうづかの皆さんです。
有機米研究会をひらいたり、化学肥料を使わずにアイガモによるお米の生産をされています。
海士町の味をお試しください。(海士Webデパートのお米のページに飛びます)
→http://www.ama-webdepart.com/fs/amadep/c/kome
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