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【報告】第2回めぐりカレッジ入門コースを開催しました。


※本イベントは終了しました。
なお、次回のめぐりカレッジは、次の日程となっております。

・第3期中級コース 2014年5月~10月

・第3期中級コース 海士町合宿 2014/5/3-6

・第5回入門コース 2014/6/20-22

 
 

2013年3月8日から10日まで、地域の未来をはぐくむ人の学び場

第2回めぐりカレッジ入門コース開催しました。

テーマは「地域の深さを感じ、敬意を持って、地域の想いを伝えていく姿勢を身につける」です。

日本全国、様々なところから、10名の方が参加してくださいました。

 

プログラムの様子と、参加してくださった方々のお声を報告します。

 

【1日目:〜学びの仲間づくり/地域コーディネータの考え方を知る〜】

 

 ◎ 海士・菱浦港に到着、昼食

 フェリー乗り場のキンニャモニャセンターの中にあるセントラル亭で、

離島の生き残りをかけた挑戦・CAS商品をいただきました。

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 ◎ オリエンテーション

 今回どのような仲間が集まったのかを知り、二泊三日の心構えをするために、
 めぐりカレッジの趣旨の説明やお互いの目的を共有しました。
 また、巡の環が地域に入る上で重要だと考えている「宮本常一氏の『父の教え』」を共有しました。

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◎    隠岐神社へ参拝

「宮本常一氏の『父の教え』」に基づき、まずは土地の神様にご挨拶。

今回の島の師匠のひとり、神主の村尾周さんに

神事は地域の中心にあるというお話をしていただきました。

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◎隠岐神社周辺を散歩

商店に並んでいるもの、民家の造りや畑の様子から見えてくる土地の生活を感じ、共有しました。

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◎    高台から地域を見る

車で金光寺山へ移動し高台から海士町の海や畑、建物、木々などを見下ろしました。
 

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 ◎海士町と巡の環の取り組みの説明

海士町という地域に入って活動する弊社の取り組み、大事にしている考え方についてお話し、
意見交換をしました。

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【2日目:〜地域に耳を傾ける〜】

 ◎朝食
 今日の体調を腕で表しました。
 みなさん疲れもないようで今日も充実した日になりそうです。
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 ◎島内めぐり

 宇受賀命神社や、隠岐牛の牛舎周辺の道を通り、明屋海岸へ。
 宇受賀命神社では、しめ縄を神事を通して地域の人や世代が

 繋がっている様子を伺い知ることができました。

 明屋海岸では、火山の噴火跡を見ました。

 この火山から溶岩が島に流れ込み、平地が多く生まれ、
 そのため、海士町が稲作を営めるようになりました。
 現在の生活があるのも、太古からの時間の積み重ねであることを実感しました。

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 ◎集落あるき
 島の師匠・寺下さん濱中さんに菱浦地区を歩き、おもしろいもの、気になるものを探しました。
 島外からきた参加者と、島内の地域の方が一緒に歩くことで、
 お互いに普段何気なく見ていた風景が違ってみえてくるような時間をつくりました。
 
 参加者の方からは、
 「地域の方々がひとつのコミュニティの中にいることを実感できた」
 「地域を知らずには地域を変えることはできないことを実感できた。
 様々な歴史や背景を知った上で、地域の仕事に関わっていこうと強く思えた」
 というお声を頂きました。
 

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 ◎海士町役場 財政課 吉元課長にお話を伺う

 吉元課長は、平成の大合併で海士町が単独町政を決断したときの
 隠岐島前任意合併協議会事務局長を務めていらっしゃいました。

 また、財政課のみならず、島前高校魅力化プロジェクトの担当課長でもあります。
 
 吉元課長に、合併騒動から自立に向けた取り組み、特に島前高校魅力化プロジェクトについての
 困難と挑戦の話を伺い、官民協働での町づくりの秘訣を伺いました。

 「意見が一致しない人を排除するのではなく、一緒に考える。」
 「生活の広い範囲を自分のこととして考えることができたらいい。」などのお話を頂き、
 参加者との考え、アイデアの交換を行いました。
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 ◎    対話の場

 海士町に住む人たちと一緒に、対話を通じて学び合います。
 今回は、4人ほどのグループになり、「地域に関わる仕事の楽しみって何だろう?」という
 テーマについて話した後、各自がもっと話したいテーマについて話せるよう分科会を設けました。

 島内からは、
 ・教育長
 ・「いわがき春香」の生産者の方
 ・社会福祉協議会の事務局長
 ・自給自足の生活を楽しむ方
 ・海士町役場の職員
 ・集落支援員
 ・ふくぎ茶の生産者
 ・学習センターのスタッフ
 ・たまたま海士町の友人を訪ねてきた方
 等々、様々な方がお越しくださいました。


 参加者の方からは、「真剣に考えて取り組んで実行している姿をみることができた」

「『人たらし』な海士の人々。その魅力を存分に感じることができた」というお声を頂きました。

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◎    夕食交流会

本場イタリアで修行してきた、
桑本千鶴さんのイタリア料理を堪能しました。
殆どが海士町産の食材で作られた料理。
おいしい料理とお酒で、楽しい交流会となりました。

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◎ 二次会 スナック三休へ

楽しくお酒を飲みながら、
たまたま飲みに来ていた地元の方々も巻き込んで、隠岐民謡キンニャモニャを踊りました。
大盛り上がりの夜となりました。

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【3日目:これからの自分にとって必要なことを学びとり、日常へ戻る】

◎    振り返りワークショップ
二泊三日の振り返りを行いました。
全体で感じたことをシェアする時間と、
参加者同士、一対一になり、「4つの問い」を投げかけあい、自分の学んだことや、
日常にどう活かすかを振り返る時間をとりました。

後のアンケートでは、

「ひとりで考える時間がたくさんあってよかった。
対話によってさらなる気づきが生まれたことも嬉しかった。
個人的には、最終日の対話の一番最後で全体共有をしている時間が、
いろいろなモヤモヤが晴れ、すごく勇気が出る時間だった」

「気づきを言語化し、それを聞いてもらい、聴くことで、与えられたコトバ
そのままではなく、自分で素材を選び出し目盛りを刻んだモノサシを持てたような気がする。」

というお声を頂きました。

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以上が全プログラムの概要です。

 

全体を振り返っての、参加者の方からの声を一部紹介します。

 

【めぐりカレッジで得たもの】

・どこにも、自分のまわりにも、「海士」的なものはあるということ。めぐりカレッジという場で際立つ型を認識できたことで、注意深く周囲を観察すれば、見つけることができるようになる。
 
・同じ方向を見ている仲間と共にあることが、 皆それぞれが本来持っている力を引き出すうえで大きな支えとなることを実感した。参加者の多様性は、むしろ共通点に気づくことを促進したのではないかと思う。                                                    
(国家公務員)

 

・一番は、自分を振り返る時間をつくれたことです。今の自分の課題(聴く力)が何か、そのために、今何をしようとしているのか、何をすべきか、どう気持ちが向かっているのかがわかりました。 
 
・一緒に参加した皆さま、海士町で出会った方々のそれぞれの“力”にふれられたことも貴重な体験でした。ありがとうございました。
 
(学生)

 

【めぐりカレッジでの学びを日常にどう活かすか】

 

・不安になったら4つの問いかけをする                            
・自分がやっていることだけでなく、想いを含めて振り返る
・ただ住居を持つだけでなく、その土地に関われるような暮らし方を模索する    
・様々な地域を訪れ、学び、気づく旅を続ける
(その過程で仕事ができたらなお良い…)
 
(フリーランス)

 

・安心安全なおいしいものを一緒に食べたり、素直な気持ちで話せる時間&仲間を大切にしたい。
たまには、自分の住んでいる地域を歩き回ったり、高いところに登って俯瞰的に眺めたい。
無理に自分を大きくしようと見せない。
無理に白黒つけようとしない。
やらない/やれない仲間も受け入れる心の余裕を持つ。
 
(教員)

 

自身が仕事をしていきたい分野で、人のつながりのきっかけづくりをしていくためのスキルを
身につけ(ワークショップデザイナー育成プログラムというのを受講するつもりです)ながら、
おそらく東京の一地域というフィールドにおける住民主体の地域づくりを実際に進めていくことを目標に、
専門分野に狭くこだわることなく大学院での勉強を続けていきたいと思っています。
 
(学生)

 

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ここから始まる新たな明日への船出。また帰って来てください。