松田 美智子 氏

松田美智子料理教室

知り合いのカメラマンと編集の女性から「海士町」という島の話を２年前に聞いた時
いつもの私が興味をそそられる、何かに反応があり「これは行かなくちゃ！」と
行きたい所リストにインプットしてから１年後、阿部さんのご好意もあり、
「ミセス」という雑誌の取材でミセスの方々と海士町に伺いました。
「日本にこんなにきれいな海があるのねぇ」とこれが第一の感想。
このきれいな海と自然、良い空気に、良い人柄の島民の方々、「ないものはない」の島のキャッチフレーズ。
「美味しい物の宝庫」と実感しました。お世話になった民宿のやさしいお味の朝ご飯。
手作りに勝る物はありません。あらめの煮物にいたってはお鉢を持ってお台所に、おかわりを
お願い行った次第です。そして次の月には大量に取り寄せ、恵比寿の料理教室で生徒の方々に
マリネにしてお教えまでしてしまいました。
海士町を知るきっかけとなった、「牡蠣」と「白いか」はもちろんのこと
ちょっとした素材、島の人にはあたりまえのおかずになる素材が、東京者にはありがたい素材です。
本当は、なんにもない島なのに（電車もコンビニもファーストフードももっといろいろ）海士町ではちゃんと郷土料理や家庭料理の
伝承がなされている。人間らしい人間の住む島でした。阿部さんのこの本を読ませていただき、ますます海士町が阿部さんを
受け入れたのは正解！阿部さん達の努力に頭が下がりました。
私も微力ながらこの人間のあるべき姿の島の応援団に加えてください。